2012年5月31日木曜日

「混ぜるな危険」塩素ガスが発生2

「混ぜるな危険」塩素ガスが発生

塩素はプールの消毒にも使われます。
しかし、「なんだ、プールの臭いじゃないの」と油断はできません。
塩素は比重が空気より大きく、上の方に窓があっても下に貯まります。
床を磨いていては塩素の毒から逃れられません
この事故以外に、死亡にまで至らなくても、せきや吐き気など
塩素を吸入したための事故が起きました。
両方使用する前に、汚れが軽いうちのこまめな清掃を
おこなうよう心がけましょう。
塩素系洗浄剤単独でも、別な危険があります。
塩素系の洗浄剤(漂白剤、カビ取り剤など)の成分である
次亜塩素酸ナトリウムを含むものは、アルカリ性です。
アルカリ性の物質は、人体のタンパク質を溶かす性質があります。


例えば、髪の毛を一本、ガラスのコップに入れ、
そこにカビ取り剤あるいはパイプ洗浄剤を20ccほど入れてみましょう。
すると、髪の毛は黒から茶になります。
漂白効果だと思えますが、それだけではありません。
次第に細くなり、約10分後には溶けてなくなってきます。
指につければぬるぬるして、皮膚が溶け出します。
目に入れば、角膜のタンパク質を溶かし失明の危険があります。
たくさん使えばよく落ちる、濃いほうがよく落ちる、と思っていると、
恐ろしい危険が待ち受けているのです。
注意書きをよく読んで使用量を確かめ、慎重に正しく使用しましょう。
特に、スプレーしたときには、目に入らぬように注意してくださいね。

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