2012年5月18日金曜日

地球温暖化と温室効果ガス1

地球温暖化と温室効果ガス

大気中の二酸化炭素の増加による地球の温暖化が問題になっています。
地球温暖化防止京都会議(COP3)では、この二酸化炭素の
排出量の削減について議論されました。
しかし、地球を暖める悪役の気体、すなわち温室効果ガスは、
二酸化炭素以外にもいくつかあります。
それらは、メタン、亜酸化窒素、フロンなどです。
これらの気体が地球をあたためるメカニズムは、次のとおりです。
太陽からやってくるエネルギーは電磁波のかたちで地球に降り注ぎます。
電磁波を波長の長い順にならべてみると、電波、赤外線、可視光線、
紫外線、X線、γ線となります。
電磁波のエネルギーは、波長が短いほど大きいのです。

太陽からの電磁波の大部分は、可視光線と紫外線です。
大気中の温室効果ガスは、これらの電磁波をほとんど地上に通過させます。
地球はこれらのエネルギーを受け取り、地球が受け取った分だけエネルギーが
減少し波長が長くなった赤外線を、地球の表面から宇宙空間に放出します。
温室効果ガスは、これらの赤外線を吸収する性質をもち、
大気を保温する役割を果たしています。
温室効果が適度に作用すると地球が冷えきるのを防ぎ、
平均温度が摂氏約15度に保たれ、生命活動が可能となります。
しかし温室効果が増大すると、大気の温度は上昇してしまいます。

0 件のコメント:

コメントを投稿