2012年5月17日木曜日

マムシ、ハブ、ヤマカガシのヘビ毒2

マムシ、ハブ、ヤマカガシのヘビ毒

マムシに咬まれると一対の刺し跡が残り、出血します。
主症状は、激しい腫れと疼痛です。
腫れは二日前後で最大となり、治まるまでに最低二週間はかかります。
咬まれてから半日~一日で視力低下など一過性の眼症状が現れ、
発熱、悪寒、吐き気、筋肉麻痺などの全身症状をともないます。
重傷の場合、血圧と体温の低下によるショックや急性腎不全を起こし、
死に至ることもあります。

マムシは毒の量が少なく、死亡することはめったにありません。
しかし、素人判断はせず、すみやかに病院に搬送することが大切です。
抗毒素血清の投与やや毒の吸引といった治療は、早いほど効果的だからです。
さて、20年ほど前から毒ヘビとして
認知されるようになったのがヤマカガシです。
ヤマカガシの毒牙は小さく、
また喉の奥にありため咬まれてもその多くは無毒咬症です。
とはいえ死亡例もありますので、
やはり大事をとって病院には行くべきです。
なお、ヤマカガシは頸部に毒腺(頸腺)をもっており、
強くつかむとそこから毒を飛ばすことがあるため注意が必要です。

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