2012年5月19日土曜日

あなたも持っている放射能と放射線1

あなたも持っている放射能と放射線

チェルノブイリ原発事故直後には、
わが国では放射能汚染食品輸入防止のための
借置として、基準値一キログラム当たり
370ベクトルという数値が定められました。
それよりもずっと高い放射能を含む食品が
ずっと昔からあることをご存じですか?
原子力安全研究協会の報告によれば、
それぞれ1キログラムあたりに、お茶600ベクトル、
ポテトチップ400ベクトル、干しシイタケ700ベクトル、
干し昆布2000ベクトルの放射能が含まれているのです。
ベクトルとは放射能の単位で、1ベクトルは一秒間に一個の放射線が
放出されることを意味しています。

人体が放射線にさらされることを、「被曝」といいます。
発音が同じなので混同されやすいのですが
原爆の「被爆」とは少し意味が異なります。
放射線には主にα線、β線、γ線、中性子線などがありますが、
どの放射線に被曝しても放射線障害を心配する必要があります。
放射線障害には放射線で細胞が死んでしまうために
起こる臓器の機能不全や火傷など「早く現れる障害」と
発ガンや生まれる子どもが遺伝病などを発病する
「遅く現れたり、世代を超えて現れる障害」があります。
いずれも放射線量が大きければ大きいほど、その危険性も高くなってきます。
私たちの身の回りにも放射能がいたるところに存在し、
いつも放射線が飛び交っています。
天然に存在する放射線を「自然放射線」と呼びます。

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