2012年5月31日木曜日

「一回くらいは….」はダメ、シンナー中毒1

「一回くらいは….」はダメ、シンナー中毒

シンナー等の有機溶剤(水に溶けないプラスチックや
顔料などの有機化合物を溶解する目的をもった液体の総称)は、
塗料や接着剤を溶かしたり、
ドライクリーニングなどに使われています。
シンナーは、身体にどのような影響があるのでしょうか?
「二日酔いに効く」「肩こりに効く」「眠気がさめる」
「集中力がつく」「よい気持ちになる」
「ダイエットに効果がある」等の誤った情報があります。
「一回ぐらい使ってもかまわない」
「他人に迷惑をかけないのだから個人の自由」
などの誤った解釈があります。


シンナーは、刑務所に服役中の大人たちが、
酒代わりにシンナーを嗅いで酩酊したことが
始まりだと考えられています。
シンナーの情報が全国の少年たちに伝わると、1970年代には、
全国で、約5万件の補導件数を出すほどの大流行となったようです。
シンナーに含まれる成分を多い順に並べると、トルエン、酢酸エチル、
キシレン、メタノール、石油系溶剤などの有機溶剤の混合液です。
この中で、一番多く含まれているトルエンは、揮発性が高く、
それを吸い込むことにより、肺から容易に吸収されてしまうのです。
シンナーに含まれるトルエンの作用により、酒に酔ったような感じになり、
意識が朦朧とする症状が起こります。

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