2012年5月30日水曜日

覚醒剤中毒、日常社会での大量乱用1

覚醒剤中毒、日常社会での大量乱用

覚醒剤の使用保持の検挙者は年間2万人を越え、
実際の使用者はその約10倍、
1995年からはその使用事件は連続して大幅に増加し、
今は第3次覚醒剤乱用期といわれています。
特に携帯電話を利用して組織の元締的人物が注文を受け、
末端密売人にでんわで指示して公園などで一般の中高生を含む若者、
主婦、サラリーマンなどに薬物を渡すなど、
密売方法の組織化、巧妙化が進んでいます。
これらの覚醒剤は外国で密造され、
犯罪組織の資金稼ぎのために大量に密輸されて、
私たちの日常社会に流れ込んできています。

もともと覚せい剤のアンフェタミンやメタンフェタミンは、
神経化学伝達物質のアミンを分解する
モノアミンオキシダーゼを阻害したり、
神経末端からのカテコールアミンの遊離を増やしたりして、
疲労を和らげ、気分を高揚させる作用があります。
1941年にヒロポンの名で医薬品として市販されました。
戦中、ヒロポンとお茶の粉末を混合した突撃錠と呼ばれる
錠剤は51年の覚醒剤取締法、55年の覚醒剤原料取締法によって
厳しい規制・取締りを受けています。

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