2012年6月1日金曜日

赤ワインを飲めば健康?1

赤ワインを飲めば健康?

「健康のために赤ワインを飲もう」という話が広がって、
酒屋さんの棚にワインがたくさん並ぶようになりました。
ワインの関税が下がって手頃な値段になった、
国内のワインメーカーが外国の有名ワインを輸入するようになった、
そんな事情も関係しているようです。
その赤ワインには渋みがあって好き嫌いがはっきりします。
好きな人にはとても好評の渋みですが、そうしてこの渋みが
日本人に受け入れられたのでしょうか。
「フランス人は動物性脂肪の摂取量が多いのに、
心臓病死亡率が低い」という統計結果が発表されました。
フレンチパラドクスといわれます。
すると、「これは、赤ワインをたくさん飲むからではないか」
といわれ始めました。


そこで注目されたのが、赤ワインに含まれる
ポリフェノールという物質です。
これは、ブドウの果皮や種子に多く含まれているものです。
これが抗酸化作用をもち、活性酸素のはたらきを押さえることで
動脈硬化を防いでいるといわれます。
では、どうして赤ワインなのでしょう。
白ワインはブドウを絞ってから発酵させるので、
果皮の成分はほとんど残りません。
逆に、それがすっきりとした味わいになるもとです。
うすく赤い色のついたロゼというワインもあります。
それは、赤ワインと白ワインを混ぜてつくるのではありません。
果皮ごと発酵させて色がついた頃を見計らって絞ってしまうのです。
絞ってからまた発酵を続けます。

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