2012年6月1日金曜日

コラーゲンは、飲んでも、ぬっても、からだに良いタンパク質?2

コラーゲンは、飲んでも、ぬっても、からだに良いタンパク質?

それなら新しいコラーゲンを身体に補ってやればいいとの発想と、
精製技術の進歩から、飲料や化粧品などにコラーゲンが
添加されるようになったのです。
しかし、コラーゲンを飲んでも吸収されませんし、
皮膚にぬっても内側には浸透しません。
したがって、残念ながら、コラーゲンが本来、潜在的にもつ効用は
まったく期待できないのです。
実際、コラーゲン入りの飲料や皮膚に塗る化粧品は、
コラーゲン本来の効能をうたったものではありません。
なお、熱変性させたコラーゲンがゼラチンで、
これが飲料に入っていることもあるようです。


ゼラチンは螺旋状構造が壊れているので消化吸収されます。
ゼラチンはアミノ酸組成に片よりがあるので栄養価は高くありませんが、
古くからゼリーに、あるいは飲み込みやすい、
脂肪を摂らずにタンパク質を摂れるなどの理由で、
病院食やダイエット食に多用されています。
コラーゲンを身体の中に注入したり外科的に埋め込めば
本来の効用が期待できるので、医療では、形成外科で応用されています。
また、細胞組み込み型人工臓器の開発ものコラーゲンは不可欠です。
コラーゲンは医療の分野でますます応用されていく
タンパク質の1つに違いありません。

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