2012年6月1日金曜日

メラトニンは奇跡の万能薬か、若返り薬か?2

メラトニンは奇跡の万能薬か、若返り薬か?

これらのことから、メラトニンには、若返り、ボケ防止、
ガン予防(抗ガン作用)などのさまざまな効果が
あると考えられるようになり、
ついには万能薬とまで言われるようになりました。
アメリカでは栄養補助食品として売られており、
数百万人が常用しているといわれています。
日本やヨーロッパでは医薬品扱いされており、
日本ではまだ販売が認められていませんが、
アメリカから個人輸入によって入手が可能です。
体内でつくられている物質だから、長期間服用しても
副作用などがないと思われているようです。

確かに、大量に長期間服用しても、毒性がないという報告もありますが、
国内で大量服用による中毒の症例報告もあります。
また、睡眠誘発以外の効果については、
未だ研究途中で否定的な意見もないわけではなく、
はっきりしたことが確認できていません。
ただ1ついえることは、体内に存在していて本来少量で効くはずの物資を、
結果的に大量に取り入れるという自然の理に反する行為によって、
私たちのからだの健康を維持しようとしているということです。
メラトニンは、私たちのからだのさまざまな症状を改善してくれるという
可能性が高いのですが、万能薬と認められるためのデータがそろうまでは、
もう少し時間がかかるでしょう。

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